人材派遣の面接で気をつけたいマナーとは?
「入退室」「身だしなみ」「話し方」を意識したい
人材派遣の面接のマナーについて調べていると、守らなければいけない点が列挙されていて覚えきれないという方も多いのではないでしょうか。ここでは最低限カバーしておきたいマナーについて紹介してみたいと思います。
基本的に抑えておきたいマナーは、「入退室」「身だしなみ」「話し方」です。面接でどんなに素晴らしい回答をしたとしても、基本的な部分ができていなければ評価はしてもらえないのです。
これは面接に限ったことではありませんが、人間は第一印象というものを大変重視します。そのため、面接での回答と同じぐらいに身だしなみなどには気を配らなければいけません。
ただ、身だしなみや入退室、話し方にはルールがしっかりと設けられているので、それを守るだけで好印象を与えられます。
第一印象を決める入室と面接のまとめとなる退室
人材派遣の面接の第一印象を決めるのはどこだと思いますか?顔でしょうか、それともスーツの着こなしでしょうか、実は両方とも違います。
面接の第一印象を決めるのは「入室」です。「入室」のルールが守られていないと、面接官にいい印象を与えることができません。
第一印象が悪ければ、そのあと頑張って挽回しようとしても、なかなか加点してもらうことはできないかもしれません。具体的な入室のルールですが、まずは3回ノックし、入室を促されてから部屋に入ってください。
扉を締めるときは後ろ手にならないようにし、静かに閉めます。次に挨拶をし、着席を促されたら席に付き、いよいよ面接がスタートします。
また、退室のルールも必ず忘れないようにしてください。面接が終了を告げられたら、「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。」などとお礼を言い、一礼をし、ドアを静かに閉めて退室してください。
基本的な部分ではありますが、普段から練習しておかないといざというときにできないものです、面接練習の際に反復的に行うなど、対策をしっかりと行ってください。
身だしなみは基本を守り、他人からのチェックも受けるとなお良い
面接官に好印象を与える身だしなみについて考えてみましょう。身だしなみで大切となるのは「清潔感」です。
スーツにシワが入っているのなら、面接までに必ずクリーニングに出してください。パリッとしたスーツは面接官にフレッシュな印象を与えることができます。
靴や鞄などの小物が汚れていたら、必ず汚れを落としておいてください。また、髪型ですが、染めているならできる限り黒髪に戻しておくのが無難です。
髪の色については就業先の雰囲気によってある程度許される範囲が異なりますが、明るい色のまま面接に行くのは避けたほうがいいでしょう。そして床屋や美容室へ行くことも忘れないようにしてください。
身だしなみがきっちりと整っているかは、自分ではなかなか気づけ無いところもあります。そのため、一度面接に行くときと同じように身だしなみを整えてみて、他人からチェックを受けてみるのがいいでしょう。
自分ではなかなか気づけなかった部分についてじっくりと確認してもらいましょう。
その人の性格が現れる「話し方」
最後に人材派遣の面接で意識してもらいたいのが「話し方」です。身だしなみや入退室がしっかりできていたとしても、肝心の話し方に問題があれば面接官に好印象を与えることはできません。
基本的な丁寧語をマスターするのはもちろん、謙譲語、尊敬語はしっかりと使い分けられるようにしてください。話し方というのは敬語だけに限った話ではありません。
面接では実に多くの質問を面接官からされますが、このときの返答における流れについても意識しておきましょう。特に頭の中に入れておいてもらいたいのが、「結論ファースト」という話し方です。
結論を最初に話し、次に理由を述べていく話し方です。最初に結論を述べることによって、「どうしてその結論に至ったんだろう?」と面接官に興味を持ってもらうことができます。
逆に、最初に理由を述べてから最後に結論を持ってくる話し方では、話の長さによっては面接官に飽きられてしまう可能性があるので注意が必要です。
(まとめ)人材派遣の面接で気をつけたいマナーとは?
1.「入退室」「身だしなみ」「話し方」を意識したい
人材派遣の面接で気をつけたいのは、「入退室」・「話し方」・「身だしなみ」です。これらはしっかりとしたルールがあるので、それをしっかり意識すればOKです。
2.第一印象を決める入室と面接のまとめとなる退室
面接の第一印象を決定づけるのは入室。入室のルールが守られないと、面接で不利になってしまいます。
入退室の動作はいきなりできるものではないので、普段から反復的に練習しておくといいでしょう。
3.身だしなみは基本を守り、他人からのチェックも受けるとなお良い
面接の際に着用するスーツなどは必ずクリーニングに出しておくこと。小物の準備も忘れないようにしてください。身だしなみは自分では気づけ無い部分もあるので、他の人にチェックしてもらうのがおすすめです。
4.その人の性格が現れる「話し方」
面接の話し方として敬語などをマスターするのはもちろん、面接官に興味を持ってもらう話し方も大切です。結論を最初に述べる「結論ファースト」話法は、聞いている人の意識をこちらに向けることができます。
著者情報
小松 元樹 プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。 |