人材派遣の面接ではマナーが大切!重要なポイントは?
面接申込時に守るべきマナーがあることに要注意!
人材派遣の面接に申し込む際には既に守るべきマナーがあることに注意してください。例えば、面接を申し込む際の電話のタイミング、電話をかける環境、言葉遣いには気を配らなければいけません。
もし面接の日程を調整しなければいけなくなったら、できるだけ早めに連絡するのも一つのマナーです。面接直前になって日程変更のお願いをするのは、事前に準備をしてきた相手にとって迷惑になってしまうでしょう。
面接は入室からマナーが問われます。細かい動作は短い時間で身につくものではないので、日常生活から意識して行動しなければいけません。
もし自分のマナーに自信が持てないのであれば、しっかりと指導してくれる派遣会社を選ぶことも大切です。
面接申込時に意識したいマナー
人材派遣の面接では、マナーが重要視されます。しかし、面接中だけマナーに気をつけていればいいのでしょうか。
マナーがしっかり守れているかどうかは、面接に申し込む段階からチェックされています。ここでは面接申込時に意識したいマナーについていくつか紹介していきます。
・面接申込みを電話でするときは、電話に適したタイミングでかける
面接や顔合わせの申込方法には、専用フォームの送信の他に、メールや電話などの方法があります。このときに問題となるのは、電話しか問い合わせの方法がない場合です。
専用フォームやメールで連絡する場合はそこまで時間を気にしなくてもいいのですが、電話の場合は相手のことも意識しましょう。例えば、忙しい時間帯に採用に関する問い合わせが来たら、担当者はどう思うでしょうか。
採用が主な業務であれば問題ないかもしれませんが、別の仕事と採用業務を兼務している可能性があります。そのような状況で忙しい時間帯に電話が来たら「タイミングが悪い」と思われてしまうかもしれません。
そのため、電話で連絡を取る時は相手にとって都合のいい時間帯を推察する方が無難です。
・電話で連絡を取るのに適した時間帯とは?
では、電話連絡の際に適した時間帯とは具体的にいつなのでしょうか。まず「避けるべき時間帯」について考えていきましょう。
始業直後と終業直前は必然的に忙しくなるので、電話は避けるべきでしょう。また、昼休みに入る直前の時間や、昼休み開けの時間帯もできるだけ避けましょう。
例えば8時始業、12時から13時に昼休み、その後17時で終業の企業があったとします。その場合、9時-11時、14時-16時の間に電話をかけるのがベターです。
適切なタイミングで企業に電話をかけるためには、会社の営業時間について調べるところから始めましょう。
・電話をかける場所に注意
人材派遣の面接に応募する際は、できるだけ静かな場所で電話をかけましょう。騒がしい場所では相手の言っていることが聞こえにくくなりますし、こちらの話し声にも雑音が混ざってしまうので、相手にとって迷惑になってしまうでしょう。
・言葉遣いは丁寧に
電話をかける際の基本的な点ですが、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。丁寧語を話すことができないのであれば、社会人としてのマナーがないとみなされ、面接を突破することが難しくなってしまうかもしれません。
もし自分の言葉遣いに自信がないなら、誰かに丁寧語で話してみて、問題のある箇所を指摘してもらうといいでしょう。
面接当日から面接開始までに意識したいマナー
面接は申込みのときから始まっているのであり、面接直前にも注意したいマナーがいくつかあります。
・面接日程を変更することになった場合のマナー
家の事情などでどうしても指定された日に面接を受けることが難しくなってしまうケースがあります。この場合は応募先に日程を変更するお願いをするわけですが、このときに守るべきマナーとして、「できるだけ早く連絡する」、「候補日を複数提示する」ことが挙げられます。
自分の都合で日程を変更しなければいけないので、できるだけ早めに連絡するのは社会人としての重要なマナーです。直前になって日程変更の連絡を入れると、それまで選考のために準備していたのが無駄になってしまい、相手方の迷惑になってしまうでしょう。
日程を変更する際には複数の日程候補をこちらから提示するのも重要です。相手方に日程を提示して貰う方法もありますが、もし都合が合わなければさらに手間がかかってしまうので、まず自分が都合のいい日程を示すべきでしょう。
・面接会場へは何分前に到着するのがベスト?
いよいよ面接当日。面接会場には予定時刻の何分前に到着するのがベストなのでしょうか。
面接の際に一番避けなければいけないのが「遅刻」です。せっかく面接対策をしっかりしてきたのに、遅刻してしまったら何の意味もありません。
遅刻してしまったら相手のスケジュールを乱してしまい、迷惑をかけてしまうのは言うまでもありません。面接で挽回しようと頑張っても、遅刻は非常に悪い印象を与えてしまうので、面接通過は難しいものと考えてください。
しかし、面接への遅刻を恐れるあまり、早く会場へ到着しすぎても問題です。例えば1時間前に会場に到着しても、相手の準備がまだ整っていない可能性があります。
面接会場へ到着するベストタイミングは、面接開始の10分~15分前です。もし到着が早くなるようであれば、会場の周辺で時間を潰すのも一手でしょう。
そのため、面接会場の周辺で時間を潰せるような施設がないからあらかじめチェックするのは重要です。ゆっくりと座って過ごせるカフェなどがあると、面接前の準備をじっくりできます。
・面接会場に到着した後のマナー
面接会場に到着したら受付を済ませ、控室などに案内してもらいます。面接そのものは面接会場の建物に入ったらスタートしていると考えておくべきで、受付担当者との受け答えも重要なポイントです。
まだ面接そのものが始まっていないからと気を抜いてしまうのは絶対にNGです。また、控室に通された後は、スマホを眺めるなどせず静かに面接が始まるまで待ちましょう。
面接開始から終了までのマナー
控室で待機していると、面接担当者から声がかかり、いよいよ面接がスタートします。ここでは面接中のマナーについて紹介していきます。
・まずは入室の方法について
面接では全ての振る舞いがじっくりとチェックされていると思ってください。入室のマナーですが、自分からいきなり入室するのではなく、まずドアをノックしてください。
ノックの回数ですが、実は国際的な基準があります。2回はトイレの空室確認、3回は親しい間柄での回数、4回はビジネスの場で用いられる回数です。
しかし、日本では基本的には3回ノックでOKです。ノックの後に入室を促されますので、そこで初めて入室します。
入室したら自分の名前を述べてください。着席を促されたら着席します。
入室時に開けた扉ですが、後手で閉めるのはマナー違反です。かならず振り返って閉めるようにしてください。
面接中に書類の提出を求められることがあるため、鞄は手元に置いておきましょう。また、面接中はしっかりと背筋を伸ばして、面接官の話を集中して聞きましょう。
面接が終了したら、一礼してから退室します。この際に簡単でもいいので御礼の言葉を述べることが大切です。
この後面接官の方に見送ってもらえることがありますが、当然ここで気を抜いてはいけません。エレベーターまで見送っていただくのであれば、扉が閉まる際に軽く一礼すると丁寧な印象を与えられます。
・面接後には御礼のメールを送るべき?
面接後にいい印象を与えるためにはお礼のメールを送ってみるのはいかがでしょうか。お礼のメールを送るのはやりすぎだという見方もありますが、せっかくなのでメールを送ってみましょう。
ただ、相手方も通常業務で忙しいので、お礼のメールについては簡潔な文面で送るべきでしょう。シンプルなメールの文面は逆に相手の印象に残るはずです。
・面接に関するマナーが心配な方は
ここまで面接に関するマナーについていくつか紹介しましたが、段階ごとに意識するべきポイントが多くて大変だと感じた方も多いかもしれません。自分のマナーに自信が持てないという方は、面接に関するマナーを熟知している方に教えてもらうのが一番です。
面接に関するマナーについて少しでも不安があるなら、その点にをしっかりと指導してくれるような派遣会社を選ぶのがポイントとなります。派遣会社によってそれぞれ特色がありますが、面接対策に力を入れている派遣会社を探してみてください。
人材派遣の面接ではどのような受け答えをするかも重要ですが、まずはマナーをしっかりと守ることが大切です。また、マナーは一朝一夕で身につくものではありません。
日常生活からマナーを意識した行動を心がけることが大切です。
(まとめ)人材派遣の面接ではマナーが大切!重要なポイントは?
1.面接申込時に守るべきマナーがあることに要注意!
人材派遣の面接では守るべきマナーが想像以上にたくさんあります。少しでも自分のマナーに不安があるなら、面接対策に力を入れてくれる派遣会社を選ぶのがベターです。
2.面接申込時に意識したいマナー
面接を申し込む際には、電話をかけることがあるかもしれません。電話を掛ける際のマナーとしては、「相手が忙しくない時間帯にかける」、「静かな場所でかける」、「言葉遣いに注意する」という点に意識しましょう。
3.面接当日から面接開始までに意識したいマナー
人材派遣の面接を受ける際に、日程を変更しなければいけなくなったら、できるだけ早く連絡を入れるのがマナーです。面接当日は遅刻を避けるために、できるだけ早めに出発してください。
会場には面接開始10分~15分前には到着してください。
4.面接開始から終了までのマナー
面接では入室から退室まで守るべきマナーがたくさんあります。少しでも自分のマナーに自信が持てないのであれば、誰かに指導してもらうことも重要です。
面接が終了したら、簡単な文面で構わないのでお礼のメールを送信してみましょう。
著者情報
小松 元樹 プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。 |