転職活動の自己PRで協調性はアピールになるの?
協調性があることはアピールになる?
ビジネスでの協調性とは、違う立場や環境にある相手の意図をくみ、同じ目標や目的に向けて進められる能力をいいます。ただし周りの意見に従って、ぶつからないことを重視するわけではありません。
自分の意見があり、周りの考えにも合わせて柔軟に考えられる能力が協調性なので、転職の自己PRに入れると役に立つ人材だとアピールできます。
協調性の高さを評価する理由
企業が応募者の協調性の高さを評価する理由は何でしょうか?ここでは、協調性のある人材が欲しい企業がなぜ評価するのか、3つの理由を紹介します。
他の職員や取引先とよい関係を期待できる
上司や部下、同僚、取引先の相手と良好な関係作りができそうな人材を企業は求めています。協調性の高い人材が職場へ入ると、雰囲気がよくなり業務のスムーズな進行を期待できるためです。
取引先との関係悪化は会社の売上減につながる恐れがあるため、社内だけでなく外部ともよいコミュニケーションを取れる人物は重宝されます。
協力の不可欠な業務で力を発揮してくれる
チームワークの不可欠な業務で、力を発揮できる人材を企業は求めます。スタッフ同士で協力し合って進める企業が多く、協調性の高いメンバーが入ると、職場の雰囲気の向上に役立つからです。
プロジェクトメンバー間で、相談が必要な業務を担当し、力を発揮した経験などをあげましょう。協調性の高さを伝えるとアピールになります。
組織全体によい影響を期待できる
協調性のある人は、自分の考えを持ち相手の意見を聞いた上で、柔軟に判断できます。チームメンバーの声を聞き、その場に応じた対応ができるので、会社側は重宝します。
複数の意見があったものの、最後はチーム全体をまとめられた経験があれば、自己PRでアピールしましょう。
協調性があることをアピールする自己PRの作り方
転職の自己PRで協調性の高さを伝えるには、どのようにまとめるとよいのでしょうか?以下5つのポイントを押さえて、自己PRをまとめましょう。
企業の求める人物像を調べる
企業の求める人物像にふさわしい自己PRにまとめるため、求人票などでチェックします。会社ごとに雰囲気や理念が違うので、欲しい人材も異なるからです。
アピールにつながる自己PRを用意するには、求人票にある募集要項や業務内容だけでなく、企業HPなどにある企業理念や組織体制もチェックしましょう。
過去を棚卸しして協調性エピソードを見つける
協調性が高いことの根拠になる具体的なエピソードを、過去を棚卸しして見つけましょう。経歴の棚卸しは自己PRの作成に限らず、転職活動に不可欠なので、早めにしておくことがおすすめです。
転職の際にあげる協調性エピソードは前職など、ビジネスの場でのものを選びます。
スキルや能力を協調性に絡める
仕事を通して得たスキルや能力を理由に、協調性をアピールする自己PRをまとめます。例えば営業で顧客を担当する中、コミュニケーションを積極的に取り、顧客が本当に求めるものを見出して喜ばれた、などです。
チーム内で困ったことがあれば助け合える関係作りを心がけ、協力して業務を進めたエピソードも、採用担当者が興味を持つでしょう。
求める人物像とエピソードから自己PRをまとめる
事前に調べた企業の求める人物像と、協調性を示すのに適したエピソードをもとに、自己PRを作成します。具体的なエピソードがあると採用担当者はあなたの協調性の高さをイメージしやすく、自社に適した人材だとアピールにつながります。
結論から始める
自己PRは結論から始め、次に具体的なエピソードを述べ、最後に結果の順で構成します。ビジネスの場での伝え方を使うと、あなたの言いたいことを伝えやすくなります。
転職の自己PRに使える過去の棚卸しのやり方
経歴の棚卸し方法が分からず、自己PRの作成が進まない方へ向けて、やり方を解説します。手順どおりに丁寧に進めて、自己PRに使える内容を見つけましょう。
【手順1】直近1日の仕事を書き出す
まずは直近1日で取り組んだ仕事を、目的・過程・成果に分けて書き出します。仕事は目的を定めて行い、数値で表せるものがあると分かりやすいです。
目的達成のための取り組みや掲げた目標があれば書き出しましょう。その結果、どのような成果を得たかを書きます。
「お客様に喜ばれた」「上司に褒められた」など、数値的な成果でなくてもかまいません。成果が出なかったとしても今後の糧として、記録しましょう。
【手順2】経歴を詳しく書き出す
企業名や役職、経験部署、在籍期間、職務内容などを詳しく書き出しましょう。手順1で書き出した内容を参考に、仕事の目的や過程、成果、発揮した強みなどもまとめます。
【手順3】キャリアの方向性を考える
手順2で書き出した内容をもとに、応募したい企業で発揮できる強みや行いたいことなどを書き出します。強みの協調性を生かした、今後のキャリアの方向性を考えましょう。
協調性を自己PRに入れたいときの注意点
協調性の高さは強みとしてアピールできますが、伝え方に注意が必要です。転職の自己PRに協調性を入れたい場合、次の4点を守りましょう。
受け身などの印象を与えない内容にする
協調性があることを、主張がない受け身の姿勢ととらえる人もいるため、伝え方に注意しましょう。「自分の意見を持ちつつ、メンバーのサポートに徹している」など、主体性があるところを交えて自己PRにまとめます。
協調性を具体的に言いかえる
協調性は抽象的な言葉なので、具体的な言葉へ言い換えて自己PRに使います。抽象的な言葉は人によってとらえ方が異なるので、あなたの言いたいことを的確に伝えるために必要です。
例えば、サポート力がある・相手の立場になって話を聞ける・洞察力があるなどの言葉を使いましょう。
応募先に合った言い方にかえる
企業ごとに求める人物像は違うので、応募先が好印象を持ちやすい表現で協調性を伝えましょう。中には個人の考えややり方を重視し、協調性以外に求める能力がある企業もあります。
自己PRでの協調性の表し方に配慮し、適した言葉を選びましょう。
その他の回答との矛盾を避ける
協調性をアピールする自己PRを作成した場合、面接でその他の質問への答えも、協調性があることを意識して考えます。回答内容に矛盾があると、採用担当者はあなたの人柄に疑問を持ちやすいためです。
面接対策では事前に用意した回答集をチェックして、自己PRと矛盾のない状態で練習しましょう。
【例文】転職の自己PRで協調性をアピールしよう
転職用の自己PRで、協調性をアピールした例文を紹介します。書類に記入する場合と、口頭で答える場合に分けて例文をあげておきます。
履歴書への書き方
履歴書の自己PR欄は、志望動機とまとまっているなど小さい場合が多く、コンパクトにまとめましょう。長く書くために文字を小さくしすぎると読みづらいので、注意しましょう。
【例文】
私は日頃から、人と人とのつながりを大切にしています。前職では、職場のスタッフ同士の情報共有を積極的に行い、業務改善をした結果、売上アップにつながりました。
入社後も職場でのつながりを大切にし、協力し合って成果をあげたいと考えます。
職務経歴書への書き方
職務経歴書へ記入する自己PR文は、履歴書よりも詳しく書きます。協調性を大切にする理由や具体的なエピソード、入社後はどのように貢献したいかをまとめ、アピールしましょう。
【例】
私は人とのつながりを大切にしており、前職では営業間で情報共有して風通しをよくすることに努めました。チームワークよりも個人の成績重視の雰囲気でしたが、お客様へ最適な案内ができました。
その結果、前年度より30%売上が伸びました。協力し合う雰囲気ができたおかげで、個人の競争よりもチームで成果をあげることを大切にするようになり、トラブル防止にも役立っています。
入社後も、チームワークを大切にし、貴社へ貢献したいと考えます。
面接での答え方
面接が集団での場合、他の応募者もいる前で自己PRをプレゼンするケースがあります。アピールポイントをはっきりさせて、当日を迎えましょう。
【例】
私は周りの意見を聞いて柔軟に生かし、目標達成へ行動できることが強みです。前職ではチームで新規顧客開拓を行っていましたが、各自の得意不得意がうまく機能せず、実績が低迷していました。
そこで、それぞれの得意を聞き、強みを生かした取り組みに変更しました。お客様へのアプローチは行動力のある人が、課題の解決は分析が得意な人が担当するスタイルです。
その結果、チームの機能が活性化し、業績アップを達成しました。御社へ入社後も、周りの声を聞いて目標達成のための行動を取りたいと考えます。
協調性の高さについて自己PRに取り入れよう
協調性の高さは転職でアピールできる強みです。自己PRに適切に取り入れて、採用担当者が興味を持つ内容にまとめましょう。
協調性が高いことを伝える自己PRには、これまでの経歴などを棚卸しして具体的なエピソードを使います。同時に応募先の企業が協調性を求めているかもチェックしましょう。
もし転職用の自己PR作りで悩んだときは、プロと相談する方法もおすすめです。
グロップの評判の良さの理由や登録した方々の声
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まとめ
①協調性があることはアピールになる
②協調性の高さを評価する理由を知ろう
③協調性があることをアピールする自己PRの作り方を学ぼう
④転職の自己PRに使える過去の棚卸しのやり方を知ろう
⑤協調性を自己PRに入れたいときの注意点を確認しよう
著者情報
![]() | 小松 元樹 プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。 |