人材派遣の面接の時にノートをとってもいい?
面接中にノートをとりたいときは面接担当者にひとこと断ってからメモをとりましょう
面接中にノートにメモしたいときは「メモをとらせていただいてもよろしいでしょうか」と担当面接官に許可をもらってからメモをとりましょう。これは一般企業の就職・転職活動の面接だけではなく、人材派遣会社の面接でも共通して言えることです。
またノートをとる姿は、面接官に意欲や熱意が伝わり印象が良くなるでしょう。しかしひとこと断りを言わずにノートをとってしまったり、ノートをとることに夢中になり面接官と視線を合わせなかったりしてはいけません。
面接担当者に「話を聞いているのかな」という印象を与えてしまうことがあるからです。
面接前にノートを机の上に置きましょう
重要なことや疑問に思ったことをすぐにノートに書き出せるように、面接官が来る前に机の上にノートとボールペンを出しておきましょう。事前にノートとペンを机の上に出しておけば、重要なことや気になったことを素早く書けて面接官を待たせる時間が最小限になります。
また面接が始まった時にノートとペンを事前に出しておくことで、その日のために準備をしていることが伝わりますし、真剣にお仕事を探しにきているという印象を与えることができます。さらに先を見据えて行動することができるということもアピールできるため、面接を有利に働かせることができると言えるでしょう。
面接の時に使用するノートはA6、B6などのポケットサイズのノートにしましょう。そのほうが持って行く時に荷物にならないですし、面接前にすぐにノートをとりだすことができます。
ノートをとるときは、簡潔に分かりやすく書くことを意識しましょう
面接中にノートをとる行為自体はマナーとしては問題ありません。しかし丁寧に書いたり、聞いたりしたことを忠実に書いていると、時間がかかり面接官との会話がストップしてしまいます。
さらに自分をアピールする時間が減ってしまったり、面接担当者を待たせてしまったりします。人材派遣会社の面接も、限られた時間の中で行われております。
以下のような工夫をしてメモに時間をとられすぎないよう注意しましょう。
・箇条書きで書く
・丁寧に字を書きすぎず、自分がもう一度読み返しても分かる字や文章で書く
・長文を避け、重要な部分のみを簡潔に書く
・単語や図を使う
またメモを取る際は、担当面接官を気遣うことについて意識することが出来ていればさらに好ましいです。
詳しく聞きたいことがあった時に、スッキリとした分かりやすいメモになっていれば面接官にスムーズに質問をすることができますし、そのようなことをしておけば後日、メモを見た時に面接がどのような内容だったのか振り返ることができます。
また大事なことをメモしておけば、「実際に働いてみて聞いた条件と違う」「改めて聞きたいことがあった」などとなった場合に、そのメモが証拠となります。人材派遣会社に確認する際に役立ちますから、メモは簡潔にかつ、しっかりととっておきましょう。
メモしている時の目線はなるべく面接官に合わせましょう
面接中、メモを書いていることに集中してしまうと、どうしても目線が下になってしまう時間が多くなってしまいます。人材派遣会社の面接だけでなく一般企業の就職・転職の面接でも言えることですが、ノートをとることは面接の本来の目的ではありません。
人材派遣会社の面接官は、今までの職務経歴やあなたの人柄、コミュニケーション能力や希望している仕事について、ひいてはこれから働く上での条件についてなど様々なあなたについての事柄を知りたがっています。
またこれらのことを聞いたうえで面接官はあなたに合った仕事を紹介したいと思っているはずです。
目線がノートばかり見てしまうと、担当面接官に「この人に仕事を紹介しても問題ないのか」「仕事をする上でコミュニケーションを取れるのだろうか」などと不安に思われてしまい、紹介してくれる仕事が狭まってしまうことがあります。
メモをとる時は、メモをとりながらしっかりと面接担当者を見るように心がけることが大事です。
さらに面接官の話を聞いて相槌やオーバーリアクションにならない程度のリアクションをとると「しっかり聞いているのだな」「この人なら仕事を任せても大丈夫だ」という姿勢が伝わるので積極的にしていきましょう。
小さいことですが、面接でノートをとる姿勢は担当面接官との信頼関係を築くことに繋がります。
(まとめ)人材派遣の面接の時にノートをとってもいい?
1.面接中にノートをとりたいときは面接担当者にひとこと断ってからメモをとりましょう
ノートをとりたいときは「メモをとらせていただいてもよろしいでしょうか」と言ってから書きましょう。
ですがメモに集中しすぎると良い印象を持たれないので注意が必要です。
2.面接前にノートを机の上に置きましょう
すぐに大事なことをノートにかけるよう、面接官が来る前にノートとボールペンを机に出しておくとよいでしょう。
またノートをポケットサイズのものしておくと、荷物になりにくいためスムーズにノートを出すことができます。
3.ノートをとるときは、簡潔に分かりやすく書くことを意識しましょう
面接中にメモをするときは、面接官を待たせないよう簡潔に書くことが大切です。
箇条書き、重要な部分のみを書く、単語・図を使うことを意識し、整理してメモをとりましょう。また働く上で重要な情報の記録になるので忘れずにメモすると良いでしょう。
4.メモしている時の目線はなるべく面接官に合わせましょう
面接中にメモをとっているときは書くことばかりに気を取られずに担当面接官に視線を合わせることを意識していきましょう。
また面接官が話をしているときは相槌やリアクションを忘れずにとりましょう。
著者情報
小松 元樹 プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。 |