人材派遣会社の面接で履歴書を忘れたら?
履歴書を忘れても取りに帰らず、担当者へ連絡して後日郵送しましょう
人材派遣会社へ登録する面接で、履歴書が必要にもかかわらず忘れた場合は、自宅へ取りに戻らずすぐに担当者へ連絡しましょう。その日は履歴書なしで面接を受けて、帰宅後郵送します。
ただし人材派遣会社の多くは履歴書は不要で事前に必要な情報を仮登録してから面接に向かう、または会社へ到着してから入力します。履歴書持参の連絡がなければ、忘れても特に問題はありません。
登録の面接は、あなたの経歴やスキルが分かる資料などを持参し、人材派遣会社に伝えられれば仕事紹介に支障はないとされています。もしあとから履歴書を送るときは、添え状をパソコンで作りクリアファイルに入れて、折り曲げずに速達や特定記録郵便で郵送しましょう。
履歴書など面接に必要な物を忘れないために、持ち物対策もおすすめです。履歴書の予備やデータをバッグに入れておく、何度も確認するなどしましょう。
面接に履歴書を忘れても取りには帰らず、早めに担当者へ伝えましょう
人材派遣会社へ登録するとき、面接に必要な履歴書を忘れた場合は、慌てず以下の行動を取りましょう。登録会場へ向かう途中に履歴書がないことに気づくと焦ってしまいますが、冷静な行動を取れば人材派遣会社への登録は完了できます。
【履歴書を忘れたときの対処法】
・取りに帰らない
履歴書が登録の面接で必要な場合でも、自宅へ履歴書を取りに帰らないようにしましょう。なぜなら面接時間の5分前に到着すると想定して出発した場合が多く、よほど近所の人を除いて、遅刻する可能性が高いからです。
仕事では時間厳守のため、履歴書は忘れたとしても約束の時間は守るようにしてください。履歴書を忘れたと気づいた時点で、担当者に連絡します。
すみやかな連絡があれば、担当者も履歴書なしでの面接の準備ができ、別日に面接の設定するよりも手間がかからずにすみます。
・時間に十分な余裕があれば取りに帰っても良い
かなり早めに出発しており、もう一往復しても十分間に合う場合は、履歴書を取りに帰ってもよいでしょう。この場合、時間に余裕はありますが、忘れ物をして気持ちが慌ててしまうかもしれません。
交通などには注意して履歴書を取りに行ってください。公共交通機関では時間がギリギリになりそうな場合、タクシーで面接会場へ向かうことも考えましょう。
・連絡なしで面接をやめることは避ける
人材派遣の面接で使う履歴書を忘れたショックで、頭が真っ白になって動けなくなることは避けましょう。面接の時間になっても約束した相手が現れないと、「来る途中で事故に遭ったのでは?」などと心配になります。
履歴書がなくても登録の面接を受けられる可能性は高いので、まずは担当者へ連絡を入れましょう。忘れた旨を伝えて、履歴書なしでも面接を受けられるか尋ねてください。
【忘れた場合の影響】
人材派遣会社に登録するための面接の場合、履歴書不要が一般的です。登録したい会社から履歴書持参と聞いていなければ、忘れても特に問題はありません。
履歴書の代わりに職務経歴書が必要な場合もありますが、忘れたときは同様に取りに帰らず、すぐに担当者へ連絡します。忘れ物だけでなく、緊急で何か起きたときには登録の面接の約束をした担当者へ連絡をし、その後について相談しましょう。
【事前に仮登録する会社もある】
人材派遣会社へ直接出向いて、登録するときに必要な情報の入力などをせず、自宅で仮登録してから面接を受けるところもあります。その場合、履歴書や職務経歴書は不要の可能性が高いです。
人材派遣会社の面接を受けたあと、履歴書は郵送して良いか尋ねましょう
面接に必要な履歴書を忘れたときは、当日は面接だけ受けて後日履歴書を郵送するケースが多いです。担当者へ履歴書を忘れた連絡を入れるとともに、自分から「後日郵送してもよろしいでしょうか?」と尋ねましょう。
そのほかの指示がある場合は、「提出不要」「次に会社へ来たときでかまわない」など、担当者から言われるはずです。
【履歴書を郵送するマナー】
・添え状を入れる
履歴書を送るときは、添え状があるとていねいです。二つ折りA4の履歴書と添え状を、折り曲げずに入る封筒を用意します。
添え状はA4サイズでパソコンで作成しましょう。
添え状には、
・人材派遣会社名
・担当者名
・発送日
・あなたの住所・氏名・電話番号・メールアドレス
を上部へ入れ、その下に時候のあいさつから始めます。
面接のお礼と履歴書を忘れたお詫びなどを書き、必要だった履歴書や職務経歴書など同封した書類を箇条書きにします。
・透明なクリアファイルに入れる
履歴書が曲がらないように、添え状を上にして透明なクリアファイルに入れたものを封筒へ入れます。クリアファイルを入れることも考えて、余裕のあるサイズの封筒を用意しましょう。
・速達で送る
できるだけ帰宅したその日にすぐに封筒と添え状を用意し、速達で発送しましょう。都内から都内の場合は面接日中に発送すると、翌日午前中に届きます。
速達は郵便料金に加えて速達料金が必要です。郵便局の窓口へ持っていき計量してもらって料金を支払うか、自分ではかって必要な切手を貼ってポストに投函する方法があります。
郵便局の窓口へ持参したほうが、ポストへの収集を待つ時間がなくおすすめです。速達する手紙をポスト投函するときは、封筒の上部右側を半分程度赤く色をつけます。
郵便物の中で目立たせて速達だと区別しやすくしましょう。
・特定記録郵便にすると追跡できる
履歴書が無事人材派遣会社へ届いたか知りたい場合は、特定記録郵便で発送します。相手に届いたかを追跡できる送り方に簡易書留もありますが、受け取る側の受領印が必要です。
できれば簡易書留は使わず特定記録郵便にすると、会社側の手間がかかりません。
【当日作成する方法もある】
履歴書のデータをUSBなどに入れて持っていた場合、コンビニでプリントアウトする方法があります。あくまで万が一に備えての方法であり、初めからコンビニでのプリントアウトを予定することは避けましょう。
なぜなら使う予定のコピー機が故障中だったり、前の人が長く使っていてなかなか使う順番が回って来なかったりと、履歴書を用意できない可能性があるからです。
履歴書だけでなく忘れ物をしないよう、持ち物の対策をしましょう
人材派遣会社へ登録する面接は、履歴書がなくても問題ないケースがあります。しかし、あなたの経歴はあなたでなくては分かりません。
当日、人材派遣会社で経歴を入力する場合はメモなどの資料を忘れると、困ることがあります。忘れ物で面接時に困らないよう、事前に持ち物の対策をしましょう。
【忘れ物をしないための対策】
・履歴書をバッグに常備する
履歴書や職務経歴書が面接で必要な場合に備え、当日持っていくバッグに予備の履歴書を常に入れましょう。人材派遣会社の登録の面接は必ずしもスーツとは限らないので、リクルートバッグではない可能性があります。
登録の面接を受ける服装に合ったバッグへ、あらかじめ必要書類などを入れておきましょう。
・履歴書データを入れたUSBを持ち歩く
履歴書のデータさえあればコンビニなどでプリントアウトし、提出できるので、データをUSBなどへ入れて持参しましょう。普段使うバッグやリクルートバッグへ入れておくと、万が一忘れたときに備えた対策になります。
写真はデータではなく、プリントアウトしたものがあるとすぐに使えます。写真を貼り忘れたときに備えて、面接会場までの経路にある証明写真機の場所も把握すると安心です。
・基本的な経歴は手帳にメモする
履歴書不要の場合や、登録の面接会場についてから改めて経歴を入力し直す場合に備えて、基本的な経歴をいつも使う手帳にメモします。あなたの経歴やスキルを参考に人材派遣会社は仕事紹介するので、詳しく正しい内容を書くためにもあらかじめ経歴がまとめてあると便利です。
・前日夜と当日朝に持ち物を確認する
面接の持ち物は前日までに全て準備し、前日夜と当日の朝の2回は確かめましょう。早めに必要な持ち物をリスト化すると、必要な物がなくても慌てずに用意できるメリットがあります。
人材派遣会社の登録の面接だけでなく、その後派遣先との面接を受けるときにも使える対策です。派遣先との面接の場合は、事前に担当者からのリマインドがあることが多いので、忘れ物チェックの機会が増えます。
【忘れ物をしたときの気持ちの切り替え方】
十分な準備をしたにもかかわらず、履歴書などを忘れるかもしれません。そのときは、忘れたことを引きずらず前向きな気持ちで登録の面接に向かいましょう。
人材派遣会社はあなたの働きやすい職場を紹介するところなので、よほどのことがない限り登録を断りはしません。焦らず、約束の時間に到着して面接を受ければ、必要な登録作業へ進むはずです。
(まとめ)人材派遣会社の面接で履歴書を忘れたら?
1.履歴書を忘れても取りに帰らず、担当者へ連絡して後日郵送しましょう
人材派遣会社の登録の面接で履歴書を忘れても、取りに帰らず担当者へ連絡します。必要であれば後日速達や特定記録郵便で郵送しましょう。
面接で必要な物を忘れないために、あらかじめバッグへ入れるなど対策を立てておくと安心です。
2.面接に履歴書を忘れても取りには帰らず、早めに担当者へ伝えましょう
履歴書を忘れても取りには帰らず、担当者へ連絡して履歴書がなくても面接を受けられるか聞きましょう。多くの人材派遣会社が履歴書不要のため、持参の指示がないときは特に忘れても問題ありません。
3.人材派遣会社の面接を受けたあと、履歴書は郵送して良いか尋ねましょう
面接当日に忘れた履歴書は、郵送でできるだけその日中に発送します。他の指示があればそのとおりにしましょう。
履歴書は添え状をつけクリアファイルに入れて、封筒へ入れます。速達または届いたことが分かる特定記録郵便で発送します。
4.履歴書だけでなく忘れ物をしないよう、持ち物の対策をしましょう
登録の面接に必要な物を忘れないため、持ち物対策をしましょう。履歴書や写真の予備、履歴書データの入ったUSBをバッグへ常備する・持ち物リストを作る・当日だけでなく前日も確認するなどを行います。
著者情報
小松 元樹 プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。 |