人材派遣の面接はピアスをつけて行っても問題ない?
面接はピアスを外して受け、開けたばかりのときは透明ピアスで対処します
人材派遣の面接は基本的にアクセサリーをつけずに受けるため、ピアスも外しましょう。面接官の中にはピアスが苦手な人もいるため、はずしたほうが無難です。
ピアスホールはそのままでも問題ありませんが、気になればファンデーションをつけるなどして目立たないようにしてください。ファンデーションを耳につけるとスーツや髪などが汚れやすいので、面接前に汚れがないか確認しましょう。
開けたばかりの場合は1か月ほどピアスをつけたままにする必要があるため、透明ピアスをつけて面接を受けます。ストーンなどがついたピアスより目立ちませんが、ピアスホールがあることは面接官に伝わります。
気になれば小さな絆創膏や医療用テープを貼って、肌の色となじませましょう。その他、面接につけて行ってもよいアクセサリーは結婚指輪と腕時計です。
どちらもシンプルなデザインのものにしてください。
人材派遣の面接は、基本的にピアスを外して受けましょう
普段からピアスをつける習慣があっても、人材派遣の面接を受けるときはピアスを外しましょう。なぜピアスを外したほうが良いのか、理由を説明します。
【ピアスをはずしたほうが良い理由】
・面接ではアクセサリー全般をつけない
面接はあなた自身のスキルや経歴をアピールする場であり見た目だけを判断する場所ではないため、アクセサリーで飾らず清潔感のある姿を心がけましょう。面接を受ける業種や職種によってはピアスOKの職場もありますが、服装自由といわれてもアクセサリーを控えた姿を見せると、企業の決まりを守りますという意思表示になります。
・面接官の印象を左右することがある
ピアスは人により好き嫌いが分かれるため、面接官の中には苦手な人もいます。スキルや経歴を見て自社にふさわしい人材だと思っても、ピアスがネックになるかもしれません。
その企業で働くための面接なので、気に入ったピアスでも外しておくのが無難です。
・職場での姿を見られる
面接で初めてあなたの姿を見る企業側は、その姿から自社で働く姿をイメージします。目立つアクセサリーをつけて面接を受けると、仕事中もつける人だろうか?と気になるかもしれません。
業界や職種によりピアスは完全に禁止のところがあります。たとえば、消費者の口に入るものを製造する職場では、異物混入を防ぐためアクセサリーは一切禁止です。
接客業や来客の多い職場もピアスはつけないものとし、事務職も原則外します。なお、金融業界や教育系、公務員など固い雰囲気の業界は、ピアスは全面禁止です。
【男女で基準が異なる場合もある】
すべての業界や職種に通じるわけではないものの、ピアスの許容範囲は男女で異なります。男性はピアスをつけないとするケースが多く、女性はさりげない程度であれば構わない職場もあります。
派遣先の企業により許容範囲は様々なため、面接はピアスなしで受けて、職場の様子を見て周りと同じ程度のピアスをすると良いでしょう。判断に迷ったときは、人材派遣会社の担当者へご相談ください。
【顔や体のピアスは必ず外す】
耳元のピアスはさりげない程度であれば世の中に浸透しており、気にならない人も多くいます。しかし顔や体のピアスはまだ珍しいため、面接中に気になってしまう可能性があります。
たとえ面接官は抵抗がなくてもお客様に与える印象を考えるので、顔や体にピアスホールがある場合は対処してから面接を受けましょう。
ピアスホールはそのままでも良く、開けたばかりのときは透明ピアスにしましょう
ピアスを外してもピアスホールは残っているため、普段はピアスをつける人だと面接官に伝わります。しかし、仕事のためであれば服装を合わせられる人だとも印象づけられるので、悪い印象を与えるばかりとは限りません。
それでも気になる人のために、ピアスホールを目立たなくする方法を紹介します。あわせてピアスホールを開けたばかりの対処法も挙げておくので、参考にしてください。
【ピアスホールを目立たなくする方法】
・医療用テープを貼る
肌色の医療用テープをできるだけ小さく切って、ピアスホールの上に貼ります。面接官と距離がある場合だと、耳元の小さなピアスホールは見えない可能性が高いため、ピアスさえ外せば穴はそれほど気にしなくても良いでしょう。
・リップクリームとファンデーションを塗る
完全に穴があいた状態であり穴自体も小さい場合、まずリップクリームを塗り、その上にファンデーションを塗ると目立たなくなります。ファンデーションをつけたあとは、面接後できるだけ早く洗い流して清潔に保ちましょう。
ファンデーションを耳元につけるとスーツや髪を汚す可能性があるため、面接前に汚れがないかチェックしてください。
【ピアスを開けたばかりのときの対処法】
開けたばかりのピアスホールは、1か月以上ピアスをつけたままにして状態を安定させる必要があります。面接が重なったときは、次の方法で対処しましょう。
・透明ピアスをつける
透明ピアスはストーンなどの飾りがなく、目立ちにくいピアスです。樹脂製を選ぶと金属アレルギーになりにくく、長いあいだつけたままにできます。
透明ですが全く見えないわけではないため、心配な人は次の方法もあわせましょう。
・ピアスの上から医療用テープを貼る
ピアスの上に肌色の医療用テープを貼って、目立ちにくくする方法です。ただし、ピアスにテープがはりつくとはがすときに引っ張られて痛いことがあります。
はがす時は注意してください。あらかじめピアス部分にガーゼをのせてから医療用テープを貼ると、はがすときにスムーズです。
絆創膏を代わりに貼る方法もありますが、できるだけ小さいサイズを選びましょう。テープや絆創膏が大きいとかえって目立ち、ピアスを隠していることが気になる面接官もいます。
ピアスや穴が目立たなくするための方法なので、テープや絆創膏のサイズにも気をつけてください。
面接でつけられるアクセサリーの基本的な許容範囲は、腕時計と結婚指輪までです
人材派遣の面接は清潔感と誠実さを重視するため、基本的にアクセサリーはつけません。しかし、腕時計と結婚指輪まではつけてもかまわない場合があります。
ここから、面接へアクセサリーをつけて行く場合の注意点を紹介します。ピアス以外のアクセサリーは、どこまでが許容範囲かを確認していきましょう。
【アクセサリーの注意点】
・シンプルなデザインで清潔感があるもの
腕時計はビジネスシーンに合ったシンプルなデザインのものを選び、汚れがあればふき取って清潔な状態にします。ビジネスシーンでは腕時計をつけることがマナーと考える人もいるため、派手すぎないものをつけましょう。
結婚指輪も同様で、大きな飾りがついたデザインであれば外したほうが無難です。結婚指輪以外のファッションリングは外してください。
・ブレスレットやネックレスは外す
面接官は職場で働く姿をイメージするため、ブレスレットとネックレスは外してください。製造業でネックレスが機械にひっかかると大変危険な場合があります。
オフィス系の中には、女性がつけるシンプルでさりげないネックレスは許容範囲の場合もあります。ごく小さな石のネックレスにとどめましょう。
・華美なヘアアクセサリーは避ける
女性で髪が長い場合は、ひとつにまとめて顔を出し、表情が見える状態で面接を受けます。髪は黒や茶色など髪色に近い色のヘアゴムで束ね、ほつれた髪はピンでとめます。
お団子にする場合はヘアクリップは避けて、ヘアピンでまとめましょう。シュシュはカジュアルな雰囲気があるため、面接での使用は控えます。
【オフィスカジュアルや私服でと言われたときは?】
IT業界やアパレル業界の場合、上下黒などのかっちりしたスーツではなく、上下色違いの服装でコーディネートしたほうが社風に合うこともあります。また、女性の場合、さりげないピアスや上品なネックレスをつけると好印象のケースもあります。
アパレル業界の企業の中には、あなたの私服を見てファッションセンスをチェックするかもしれません。応募する会社のイメージに合うファッションで、面接を受けましょう。
派遣先の会社の社風が知りたいときや身につけたいアクセサリーがあり迷うときは、担当者へご相談ください。
【ネイルや香水にも注意】
ネイルも、面接時には落とすかごく薄いナチュラルカラーを選びます。食品などお客様が口に入れるものを扱う職場では、ネイルもアクセサリー同様に一切禁止の可能性があります。
決まりに従いましょう。香水は目に見えませんが、においが強いと面接官の印象が悪くなりやすいため、つけずに面接を受けるのが無難です。
(まとめ)人材派遣の面接はピアスをつけて行っても問題ない?
1.面接はピアスを外して受け、開けたばかりのときは透明ピアスで対処します
人材派遣の面接はピアスをつけずに受けましょう。ピアスホールが気になれば、ファンデーションを塗るなどしてカバーします。
あけたばかりの穴には透明ピアスをつけ、目立ちにくくしてください。その他アクセサリーは、結婚指輪にとどめます。
2.人材派遣の面接は、基本的にピアスを外して受けましょう
面接は基本的にアクセサリーをつけずに受けるため、ピアスも外します。ピアスは面接官の印象を左右する可能性があります。
入社した後に良いイメージを持ってもらうためにもピアスは外しましょう。顔や体のピアスは、どの業界の面接でも外します。
3.ピアスホールはそのままでも良く、開けたばかりのときは透明ピアスにしましょう
ピアスホールはそのままで面接を受けてもかまいません。もし開けたばかりの場合は透明ピアスをして、目立たない状態にしましょう。
テープや絆創膏で隠すときは、それ自体が目立たないようできるだけ小さくします。
4.面接でつけられるアクセサリーの基本的な許容範囲は、腕時計と結婚指輪までです
アクセサリーはつけないか、シンプルなデザインのものを選びます。業界によって許容範囲が異なるため、迷ったときは担当者に相談してください。
既婚者の結婚指輪はつけてもかまいません。腕時計はビジネスシーンに必要なため、つけて面接を受けましょう。
著者情報
小松 元樹 プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。 |