人材派遣の面接はネクタイをクールビズしてもいい?

公開日:  最終更新日:2019/04/10

先方から指示があった場合はクールビズでもよい

クールビズについてビジネスシーンで多く採用されるようになってきた「クールビズ」ですが、面接の際は注意も必要です。面接を受ける人材派遣会社が、メールや電話のような事前告知の際に、「面接にはクールビズでお越しください」と指示した場合は、ネクタイやシャツなどでクールビズを行ってもよいでしょう。

ただし先方から指示がないのに、勝手にクールビズで面接に行くのは、あまり好ましくはありません。現代社会の流れから考えて、決して完全な非常識ではありませんが、やはり面接のようなかしこまったシーンでは、一般的なビジネススタイルをしておくのが適しているでしょう。

人材派遣会社の仕事とは

人材派遣会社とは、あくまで自分たちの会社ではなく、自分たちのクライアントに人材を派遣することが仕事です。

そのためクライアントにとって「どうしてこんな人材を派遣してきたんだ」と思われてしまうような人材は、面接でもなかなか合格しにくいのが現実です。社会人的な礼儀をわきまえられるようにしておくことで、より合格しやすくなる可能性が高いです。

クールビズとネクタイの関係

「クールビズ」という単語が広く知られるようになってきましたが、実はクールビズ自体に明確な定義はありません。そのため、企業などでクールビズを提唱しているところも、個々人の判断に任せている部分が大きいのですね。

個々人の判断とは言っても、やはり全員で空気を読み合い、社内になんとなくルールが出来るようなパターンも多いです。
あるいは、企業によっては自社内におけるクールビズのラインを設定して、その規則に乗っ取って、夏に楽なスタイルを提唱しているところもあります。

人材派遣会社の面接のような場合は、面接前に「クールビズでお越しください」と指示しされた場合のみ、クールビズスタイルで出向きます。

その際、人材派遣会社のホームページなどをチェックして、クールビズのラインが分かるものがあればチェックしておくのはおすすめですね。
もしもそれがあれば、その基準を守ったスタイルで面接に行くのが良いでしょう。

面接でのクールビズの注意点

人材派遣のホームページなどに、クールビスの基準が掲載されていることは、なかなかない場合が一般的です。そのためネクタイを外す、スーツのジャケットを着ない、くらいのものにしておくのが無難でよいでしょう。

いくらクールビズが推奨されているからと言って、採用面接に「ラフすぎる」と感じられるスタイルで出向いてしまうのは、あまりプラスにはならない傾向です。パンツやシューズなど、かっちりした印象を失わせてはいけない部分もありますよ。

人材派遣会社の方が、ルールが厳しい?

クールビスのラインは、それぞれの企業によって異なることが多いですが、人材派遣会社の場合はそのボーダーがより高く設定されている傾向にあります。

つまりよりクールビズに対するラインが厳しいということになりますね。クールビズは、前述した通りに明確な規定があるスタイルではありません。

ネクタイ・ジャケット・パンツ・靴・シャツ・ビジネスアイテムをどこまで簡略化してもよいのかは、個々人と企業の判断にゆだねられているところが大きいのです。

テレビや雑誌などのメディアにおいては、アロハシャツやハーフパンツで出社するビジネスマンがピックアップされ、話題になったこともありますよね。たしかにあれを良しとしている企業もありますが、あれで面接に行くのは避けた方がよいでしょう。

先方の指示が具体的ではない限り、気を抜きすぎてはいけないのです。
とくに人材派遣会社の場合は、別の企業に信頼できる人材として派遣をする責任があります。

スタイルだけで仕事ぶりが決定される場所ばかりではありませんが、社会的なルールを守り、他者と共有できるというスキルは、誰かと働く以上決して欠かすことは出来ません。採用面接から実際に働くまで、クールビズのラインは厳しめになる傾向にあると知っておきましょう。

クールビスのチェックポイントは?

imasia_10949215_L人材派遣会社の面接には、基本的にはリクルートスーツで行くことになるでしょう。もしも担当者の方から、クールビズを推奨されたら、まずはネクタイを外すことから始められるのがよいですね。

ネクタイは、どのような企業でもまっさきに取り入れる傾向にあるクールビズ方法のひとつだからです。

首元を締めつけているものがないのは、体感温度にも大きな差が出来ます。見ている方も涼しさが違うので、もしも面接の担当者から事前に推奨されている場合は、遠慮せずにネクタイは外してしまって構いません。

ただし一日にいくつかの面接を受ける予定がある場合は、どの企業でもクールビズを推奨しているわけではない場合もあります。そのときはネクタイをすぐに締められるよう、持ち歩いておくのがよいですね。

同様に、リクルートスーツのジャケットも持ち歩けるとよいでしょう。実際に面接に合格して採用されたら、クールビズ内容は派遣先の企業の規則に従ってください。

人材派遣の面接はネクタイをクールビズしてもいい?

1.先方から指示があった場合はクールビズでもよい
人材派遣会社の面接の際は、先方から指示があったときのみ、ネクタイやシャツなどのクールビズを行ってもよいでしょう。そうではない場合は、一般的なスーツスタイルがよいでしょう。

2.クールビズとネクタイの関係
クールビズは、明確な基準が存在せず、それぞれの企業のラインに委ねているのが現状です。そのため人材派遣会社の面接のような場面では、ネクタイを外したり、ジャケットを脱いだりする程度にとどめておくのがよいでしょう。

3.人材派遣会社の方が、ルールが厳しい?
人材派遣会社のクールビズは、他の業界と比較すると厳しめの傾向にあります。信頼を持って人材を派遣しなければいけないからこそ、ラフすぎるスタイルはあまり歓迎されないことが多いのです。

4.クールビスのチェックポイントは?
人材派遣会社の担当者にクールビズを推奨されたら、それを受け入れてしまって問題ありません。ただし別の会社の面接に行く予定があるときは、ネクタイやジャケットは持ち歩きましょう。

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
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