人材派遣の面接で好印象を与える自己紹介の方法は?
人材派遣の面接の自己紹介は30秒~2分を心がけ、マナーを守って要点を伝えましょう
人材派遣の面接で自己紹介する場合は、明るく自然な笑顔を心がけ、面接官の第一印象を良くすることを重視してください。自己紹介は、名乗って一言あいさつすれば良いですが、アピールしたい経歴やスキルを簡単に紹介しても良いでしょう。
自己紹介だけで採否が決まることはありません。企業の相性を確かめる場なので、リラックスして受けましょう。
自己紹介の時間は30秒~2分程度が目安ですが、中には3分間や5分間など指定される場合があります。何通りか自己紹介を用意して、「時間が余って話すことがない」「話しきれない」状態を避けるようにしてください。
面接官が知りたいポイントを押さえた自己紹介ができると、そのあとの話も興味を持って聞くでしょう。会社理念に合う志望動機や業務に役立つスキルのアピールなどを簡潔に伝えることがコツです。
面接へはスーツかオフィスカジュアルを選び、会社へつく前からビジネスマナーにのっとった態度を心がけてください。
人材派遣の面接での自己紹介は、第一印象重視の明るい表情で簡潔に行いましょう
人材派遣の面接で自己紹介するときは、明るい表情で自然な笑顔を心がけ、簡潔に行います。「○○(あなたの氏名)と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。よろしくお願い致します」と、一言伝えましょう。
もう少し長く話したい、または面接官に求められた場合は、経歴や志望動機まで話します。多数の経歴やスキルがある場合、特にアピールしたい部分に絞って分かりやすく話しましょう。
人材派遣会社に登録した情報が企業側に渡っているため、確認されることがあります。自己紹介を求める理由は、リラックスさせたい・コミュニケーション能力があるかどうか・人柄のチェック・あなたがアピールしたい部分を知り、このあとの質問につなげたいなどです。
担当者が同席する、または面接の前にあなたを企業の面接官へ紹介する場合があります。その場合は担当者の話の流れに合わせて、必要な内容の自己紹介をしましょう。
同席しないケースが多いため、いないものとして準備したほうが当日急に同席しないと知って慌てることがありません。
【人材派遣の面接はどんな流れ?】
人材派遣の面接は、自己紹介から始まるケースが多くなっています。企業側の面接官が先にあなたへあいさつと自己紹介をし、次にあなたがするパターンが基本です。
もし違う流れであっても、話すべき内容がわかっていれば心配ありません。人材派遣の面接は、応募先企業があなたの人柄などや経歴・スキルの確認をするとともに、あなたが企業を見て働けそうか確かめる場もあります。
自分ばかりが見られていると緊張しすぎず、お互いにマッチ度は高いか確かめる場と思って明るく前向きに面接を受けましょう。直接面接官に聞きたい質問がある場合は、スムーズに尋ねられるよう事前に準備しておくことをおすすめします。
【人材派遣は面接ではない?】
人材派遣で働く場合、派遣予定の企業と登録者が事前に面接することは禁じられています。しかし、実際の職場の雰囲気や業務内容を全く知らないまま勤務初日を迎えては、不安が大きいでしょう。
そのため、面接ではなく「顔合わせ」「面談」「職場見学」と呼び、事前に職場を見る場を設けています。こんなはずではなかったと思いすぐ辞めてしまうと、また仕事を探さなくてはなりません。
その状況を防ぐために、面談などを行うのです。ちなみに、将来その企業の社員になる可能性がある紹介予定派遣では、面接が認められています。
自己紹介は30秒~2分程度におさめ、面接官が知りたいポイントを確実に押さえましょう
あいさつと名乗るだけの簡単な自己紹介は30秒もかからず終わりますが、経歴や志望動機まで話すと2分を超えてしまうかもしれません。メインの質問に入る前の自己紹介でだらだらと話さず、ピンポイントで面接官が知りたい内容を伝えましょう。
【自己紹介の段階では内容を聞いていない?】
実は、面接のはじめにする自己紹介の内容を面接官は聞いておらず、表情や態度を見ています。あなたが初対面の人と会った時、どんな人物か知るために話す態度や声のトーンなどを見るでしょう。
それと同じことを面接官もしているので、良い第一印象を与えるためには、姿勢を正して明るくハキハキと話してください。これまでに「もっと話してみたい」と思った人の話し方も参考にすると良いかもしれません。
【面接の目的から面接官が知りたいことをチェック】
自己紹介で「私は企業側の意図がわかっている」と面接官に印象づけると、その後の質問も興味深く聞いてくれるでしょう。面接官が知りたいこととは、
・自社の理念に合うか?
・周りのスタッフと協力して働けるか?
・経歴やスキルが業務内容に合っているか?
・やる気や熱意はあるか?
・基本的なビジネスマナーを身につけているか?
などです。事前に担当者から面接を受ける企業の情報をお知らせするので、ホームページなどもチェックして企業理念などを把握しましょう。
すると志望理由などを企業に合った内容に調整でき、「御社にぴったりの人材です」とアピールしやすくなります。もし面接に不安がある場合は、担当者へ気軽に相談してください。
【自己紹介が長すぎるとなぜいけない?】
面接冒頭の自己紹介は、初対面の人と会ったときにする簡単なあいさつです。本題はこのあとで話せば良いので、冒頭部分で全て話す必要はありません。
「これから私は、(アピールしたいスキル)と(志望動機)について話します」と面接官に提案するくだりです。本でいえば前書きにあたる内容のため、要点を押さえた簡潔な内容のほうが、面接官の気を引きます。
【時間指定があった場合は?】
正社員採用の面接では、「3分間で自己紹介をしてください」など時間指定されるケースがあります。人材派遣の面接でも困らないよう、
・30秒~2分
・3分
・5分
の自己紹介の準備があると安心です。5分間も話す内容がないと思ったときは、趣味や特技まで話題を広げましょう。
応募先の企業や職種に関係のある内容がポイントです。
自己紹介の内容とあわせて、面接のマナーもチェックもしましょう
面接は自己紹介をはじめ、話した内容だけで全てを決めるわけではありません。面接官の姿と会話から、あなたが「この上司がいるなら働きたい」と思うように、面接官も話し方や身だしなみを見て「ぜひ一緒に働きたい」と捉えるからです。
面接のマナーを知って、面接官に良い印象を持ってもらいましょう。面接のために準備して身につけたマナーは、ビジネスの場でももちろん役に立ちます。
社会人になって間もない人や職場経験の少ない人のために、ビジネスマナーのポイントを解説します。改めてビジネスマナーを確認したい人もご活用ください。
【応募先企業周辺や受付での態度も注意】
人材派遣の面接は、担当者と待ち合わせて打ち合わせをし、その後企業へ向かうケースが多いです。そのため、企業周辺へ面接時間より早めに着くようにしてください。
企業の近くには、職場のスタッフや取引先の相手など応募先と関係のある人がいる可能性が高いです。人助けなどで良い目立ち方をする場合は問題ありませんが、人に迷惑をかけるなど悪い目立ち方をしても会社の耳に入ってしまう可能性があります。
担当者との待ち合わせや打ち合わせ中は、面接中だと思ってビジネスにふさわしい態度を心がけましょう。
【スーツやオフィスカジュアルで訪問する】
面接を受ける服装は、スーツやオフィスカジュアルがおすすめです。職種によっては私服や作業着で働く場合もありますが、面接は働く意欲やマナーをアピールする場なので、スーツやオフィスカジュアルがふさわしいです。
女性は、
・ブラウス(カーディガンをはおっても可)
・膝丈や膝上スカート
・パンプス
・長い髪はまとめる
男性は、
・ワイシャツ
・ネクタイ(クールビズなどは状況に合わせる)
・ジャケット
・革靴
程度の服装を用意しましょう。準備が難しい場合は、適した服装を紹介しますので担当者までお伝えください。
【急に行けなくなったときは担当者へ電話連絡】
面接へ行けなくなったときは、早めに担当者へ連絡してください。日程変更をし別の日に改めて面接を受けられます。
もし当日何らかの理由で面接へ行けないときは、担当者まで電話連絡をしてください。メールでは企業へ向かっており確認できない場合があるため、必ず電話をしましょう。
公共交通機関の遅延などで遅れそうなときも、事情がわかった時点で担当者へ連絡を入れるようにします。人材派遣のため直接企業へは連絡せず、担当者へ伝えてください。
(まとめ)人材派遣の面接で好印象を与える自己紹介の方法は?
1.人材派遣の面接の自己紹介は30秒~2分を心がけ、マナーを守って要点を伝えましょう
人材派遣の面接での自己紹介は、明るい表情を心がけ、第一印象を良くしましょう。自分の名前とあいさつの簡単なものでかまいません。
経歴やスキルを紹介する場合は、簡潔で興味を引く内容にするのがおすすめです。
2.人材派遣の面接での自己紹介は、第一印象重視の明るい表情で簡潔に行いましょう
人材派遣の面接で自己紹介をするときは、明るく自然な表情で名乗り、一言あいさつします。経歴やスキルまで話すときも、簡潔を心がけてください。
企業とあなたのマッチ度を確かめる場なので、リラックスして話し、聞きたいことも尋ねましょう。
3.自己紹介は30秒~2分程度におさめ、面接官が知りたいポイントを確実に押さえましょう
自己紹介は30秒~2分程度にして、面接官が聞きたい点を確実に押さえましょう。長すぎず明るい表情で熱意を込めて話すと、面接官は興味を持ちやすいです。
自己紹介の時間指定があったときに備えて、何通りか用意しておくと安心です。
4.自己紹介の内容とあわせて、面接のマナーもチェックもしましょう
面接官は面接中や、その前の態度やマナーも見ています。企業周辺で打ち合わせするときも、マナーある態度で過ごしましょう。
服装はスーツやオフィスカジュアルがおすすめです。もし面接に行けなくなったときはすぐに担当者へ電話連絡してください。
著者情報
小松 元樹 プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。 |