人材派遣での面接でその場で採用される事はあるの?
面接の場で採用が決まる事も十分あります
人材派遣の面接時に、後日合否の連絡が来るというケース以外に、即時採用が決まるという事が度々あります。その理由はさまざまですが、一つにはさほど大きな会社ではない場合、人事の意思決定権を持つ役員が直接面接を行う事が多々あるという事が理由の一つでしょう。
中小企業などは、限られた人数で利益を出し、さらに成長していくために即戦力を必要とします。その即戦力として認められることができれば、その場で採用が決まり、就業についての細かい説明がなされることが多々あるのです。
そうなるためにも、それまでに自分が培っていた仕事面でのスキル、また仕事を行う上で不可欠なコミュニケーション能力などを上手にアピールする事が求められます。
即採用を勝ちとるには
人材派遣は、人材を必要とする企業と、就職先を必要とする人材を結びつける非常に合理的なシステムです。とはいえ人材派遣で紹介されたからと言って、必ずしも就職が保障されるわけではありません。
同じように就職したいという思いを持って応募している人はたくさんいます。その中で、自分をアピールし採用を勝ちとることは、通常の就職活動と同じ意識や実践が必要です。
しかしうまく自分をアピールする事ができれば、即時採用というケースも珍しくはありません。とりわけ中小企業などの比較的少人数の従業員で経営している企業の場合、その企業の幹部自ら面接を行うことも多くあります。
その場合、意思決定権がその面接官にある事が多いため、その場で採用というケースが生まれるというわけです。しかし自分のことをアピールすると言っても、何から始めればよいのでしょうか?面接官は実際のところどこに注目しているのでしょうか?
面接官の立場に立って、すぐにでも採用したいと思うのはどんな人だろうかと考える事が即採用を勝ちとる近道です。
効果的な履歴書の書き方
面接と言えば履歴書とすぐにイメージがわくくらい、履歴書は重要なツールです。自分自身を初対面の人にアピールするために用いる最初の公式文書です。
当然、その文書の中で、自分をどうアピールしているのかを企業は注目します。手書きがいいと思う人もいれば、パソコンなどで作成したほうがいいと思う人も言います。
どちらがいいとは必ずしも正解があるわけではありません。自分自身で企業を選べるということであれば、そうした細かい点を意識する事もできますが、人材派遣の場合はまずは派遣会社に履歴書を見せる事が求められます。
人材派遣は派遣先にふさわしいと思われる人をその履歴書を参考にして決定します。派遣会社が合否を決められる訳ではありません。
履歴書を書いた本人としても、どんな企業を紹介されるのかなどはわかりません。ですからまずは派遣会社が読みやすく、自分の特徴を理解してくれるような履歴書を作成しましょう。
今までの職歴やスキルの中でも、特に自分が生かしたいと思える分野を際立たせましょう。
面接の前に気に掛ける事
実際に派遣会社の担当者や派遣先の人材担当者と面接する際にはどうしたらよいでしょうか?ここでも、自分が面接官だったらどんな事に興味を持つだろうかとイメージを膨らませましょう。
まずは見た目です。高価なスーツなどではなくても、清潔感があり、ビジネスマナーがしっかりと身についている事をアピールできるような服装が望ましいでしょう。第一印象は短い時間で合否を判定する上で、大きな要素になります。自分の良さを消してしまうような、だらしない服装になっていないか注意しましょう。
またスーツなどに加えて、面接官が良く目にしているのは靴のきれいさです。靴がしっかり磨かれていると、きちんとした大人であるという事を印象付けます。
いくら高いスキルがあったとしても、見た目で減点されてしまってはもったいありません。身だしなみを整えることにも気を使いましょう。
さらにコミュニケーションスキルも重要なポイントです。派遣とはいえ、実際に働く同僚となるわけですので、派遣先でも上手く人間関係を構築できるのかは考慮されるでしょう。
質問にはっきりと答え、礼儀正しくありましょう。派遣会社の面接時にも質問にしっかりと答え、疑問に思っている事をはっきり伝えることが必要です。
自分がどんな人間で、どんな仕事を希望しているのかを明確に知ってもらう事が、自分に合った仕事を見つける近道です。
(まとめ)人材派遣での面接でその場で採用される事はあるの?
1.面接の場で採用が決まる事も十分あります
人材派遣の面接の時に、その場で採用が決まる事があります。
とりわけ中小企業など、規模があまり大きくない企業の場合はその確率が高い傾向があります。企業側が必要とする人材である事を上手にアピールすれば、即時採用も夢ではないのです。
2.即採用を勝ちとるには
派遣先での即時採用はあり得ない話ではありません。
中小企業など即戦力を必要とする、小規模な企業の場合、決定に時間を要する必要がない事が多いからです。しかしそのためには面接時から注意しておくべき点があります。
3.効果的な履歴書の書き方
面接をするうえで重要なツールとなるのが履歴書です。
人材派遣の場合、派遣会社が自分の特徴や強みをしっかりと把握できるよう、わかりやすい履歴書を作成しましょう。
4.面接の前に気に掛ける事
派遣会社の担当者や、派遣先での採用担当者と面接する際に、重要なのは第一印象です。
ともに働きたい、ぜひ紹介したいと思ってもられるような見た目であるか注意しましょう。
著者情報
小松 元樹 プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。 |