面接でうまく話せないと人材派遣はムリ?

公開日:  最終更新日:2019/04/10

人材派遣では、派遣会社に登録をして、それぞれの適性に応じた企業に派遣されることになります。登録の時にも面接はあるけど、これは派遣コーディネーターという派遣会社の人とのフレンドリーな対話中心のもの。

いわゆる身内のようなものだし、ここで成功失敗は関係ありません。しかし派遣先とのマッチングでの面接は、決して避けられないものですし、その場でうまく話せないとしたら、派遣が決まらないかもしれないと不安になりそうです。

こうした不安があるとさらにうまく話せないような気がしてしまうので、できるだけリラックスして挑みましょう。

人材派遣の面接では、ある程度下ごしらえができており、その場でうまく話せない場合でも普通の面接よりもハードルは低いのです。

うまく話せないけれど人材派遣の面接をクリアする

人前で緊張するタイプや緊張するとうまく話せないタイプの人にとって、求人面接は過酷な試練のように感じます。実際に面接での印象というのは大きく、その人となりを知るために何度も面接を行う場合もあります。

しかし人材派遣の面接というのは、ある程度までは派遣会社の担当者と派遣先企業の人事担当者が話し合って、細かい内容を詰めているため、当日の面接の是非だけでマッチングの是非を問われることはありません。

登録の時のエントリーシートやコーディネーターとの面接の際に得た情報を派遣先に持っていき、派遣会社が応募者に代わってあらかじめ本人のピーアールをしていると考えてもよいでしょう。派遣先との面接は、顔合わせの意味もあり、場合によっては派遣されることはほぼ決まっていて、最終確認のようなもののこともあります。

派遣先に面接に行く際は、ほとんどの場合、自分の担当の人材コーディネーターや派遣先の営業担当者などが同行します。

面接する場所まで同行する場合や、面接に一緒に同席することもあります。同席する場合には、派遣先と応募者の架け橋として立ち会うこととなり、コーディネーターはもちろん、交渉を成立させたい立場なので、あなたの味方です。

面接では、エントリーシートや派遣会社からの情報を元に話をします。うまく話せないと悪印象を与えるのではないかと思いがちですが、派遣先もあらかじめやる気やその人のタイプなど細かい情報までコーディネーターなどから得ているので、問題はありません。

むしろ注意したいのは、派遣元からの情報と違ったことを言い出したり、やる気のない姿勢を見せたりすることです。うまく話せないのであれば、たどたどしくても構わないので、正直さとやる気を見せることだけを念頭に置きましょう。

面接でうまく話せない人への人材派遣会社のフォロー

面接でうまく話せない人は人材派遣会社は、よりよい人材を派遣して、その人がそこで長くよい関係を築きながら働き続けてくれることを目指しています。そのため派遣先企業とのマッチングを重要視しており、面接でうまくいくように応募者を後押しします。

派遣会社にとっても、応募者にとっても、派遣先にとっても、マッチングがうまくいくことがもっとも重要なことなのです。そのため派遣会社では、応募者に面接でうまくいくようにたくさんのアドバイスを提供します。

派遣先との面接の前に、模擬面接を行ったり、面接で聞かれそうな内容をあらかじめお教えしたりする場合もあります。このように下準備を万全にしておくことで、うまく話せない応募者にも経験を積ませて慣れさせることができ、予期せぬ質問で慌てないようにすることができます。

とくに自分がうまく話せないと感じている人は、模擬面接を積極的に受けて慣れることと、アドバイスに従って面接で答える内容を練っておくことが大切です。

面接でうまく話せない時に心配なこと

面接は、その人となりをよく知るために必要なことです。人材派遣の派遣先での面接では、あらかじめ派遣先に対して応募者の情報伝達やピーアールを行っており、一般の求人よりも充実した情報が面接の前に伝えられています。

しかしだからといって、おざなりに対応することはできませんし、基本的なビジネスの対応は求められます。うまく話せない人の面接で心配なことは、言葉が詰まることではありません。

面接の最中に一度も笑顔が見られず、ネガティブな印象を与えることと、面接官との会話が成り立たないことです。うまく話せなくても、笑顔で応対することはできるはずです。多少緊張した笑みでも、緊張することは面接官は承知です。

またどんな面接でもありがちなのは、面接官との会話にズレが生じることです。自分がアピールしたいことを伝えるのはよいことですが、聞かれている内容をしっかりと吟味して、回答が合っているかを頭の中で確認してから答えるようにします。

最初に結論を述べてしまうと、相手にも伝わりやすく、自分でも話す内容を整理するのに役立ちます。

面接でうまく話せないと人材派遣はムリ?

1.人材派遣の面接はうまく話せない人も大丈夫
人材派遣の派遣先とのマッチング面接で、うまく話せないのではという不安はつきものです。しかし派遣会社のバックアップがあるため、そんなに恐れることはないのです。

2.うまく話せないけれど人材派遣の面接をクリアする
人材派遣では、面接の前に派遣先と派遣会社が細かく打ち合わせをしており、登録の時に申告した応募者の情報を派遣先に伝えています。そのため面接当日には、うまく話せないことを心配するよりも、その情報に忠実にやる気を見せることが大切なのです。

3.面接でうまく話せない人への人材派遣会社のフォロー
派遣会社では、面接でうまく話せない人のために、アドバイスや対策を行います。経験を積み、質問される内容をあらかじめ知ることで緊張感をほぐすことができるでしょう。

4.面接でうまく話せない時に心配なこと
面接で注意したいのは、緊張のあまり笑顔が全くないことと会話が成立しないことです。笑顔で聞かれたことに対して合っている答えを返しましょう。言葉に詰まってもゆっくりと正確に答えることが大切です。

著者情報

小松 元樹
プロフィール:転職コンサルタント。自身の転職経験から転職者により良い選択をしてもらいたいという願いから3年前に起業。多くの転職相談者にアドバイスをしている。
PAGE TOP ↑